夜行バス。

広島へは朝六時着。デジカメを忘れたことにショックをうけつつもなにはともあれ厳島神社へ。

神秘的。

残念ながらその時は満潮ではなく海の上の神社というより干潟の神社。満潮であれば建物の中に波の音が響いていたのであろうと残念に思いつつも、そこから見る海の中の鳥居はやっぱりすごい風景。とても人の仕業にはみえませんな。

絵は厳島神社の上の千畳間というお寺。完成されないままになっているせいで、見上げれば巨木でつくられた屋根組がむき出しになっている。その深く豪快な屋根につくられた闇によって切り取られた緑は何とも鮮やか。今回何度かこんな場面に出くわしたが、陰影礼賛ではないけれど日本の建築はなんとも光と影の使い方がうまいものかと思ってしまう。

ちなみにこのお寺はしゃもじをまつっているもの。’めしとる(召し捕る)’っていうことから縁起物なんだとか。’